睡眠薬を使っても眠れない日が続く(50代・男性・会社経営)
【お悩み】
もともと眠りが浅かったところに仕事が急に忙しくなり、1か月ほど前から睡眠時間が少しずつ減っていきました。来院時は、医療機関で処方された睡眠薬を飲んでも3日間で合計5時間ほどしか眠れず、「気を失うように何度か落ちただけで、眠った感覚がない」とのことでした。便秘や呼吸の浅さも気になっていました(AIS 15点)。
【見立て】
体質チェックは乾燥28点・熱20点で、潤いが足りず熱を抑えきれない状態です。腹診では強い心実に加え、腎虚と、脾・大腸の滞りが見られました。性格分析は発明者タイプで、目を閉じると仕事の今後について考えごとが止まらなくなる傾向がありました。
【施術とセルフケア】
心の熱を鎮めることを最優先にし、腎を補い、脾・大腸の動きを促す方針で施術を組みました。心を落ち着かせるツボと、こもった熱を冷ますツボを軸にし、腎を補うツボ、胸元をゆるめて呼吸を深めるツボ、胃腸の動きを助けるツボを組み合わせています。整体では頭部と背部を中心に脱力を促しました。施術中は夜向けのアロマと水素吸入で、緊張をゆるめる時間をとりました。セルフケアとして、潤いを補う食材と、寝る前に「今日考えること」と「明日考えること」を紙に分けて書き出す習慣をお伝えしました。
症状が強かったため、初回と2日後に続けて施術しました。その後は状態に合わせて間隔を調整し、現在も医療機関での治療と並行して通われています。